手製の鉄パイプ銃や爆発物を製造、所持したとして、北海道警は11日、札幌市白石区本郷通12丁目南の元会社員、諏訪博宣容疑者(29)=火薬類取締法違反罪で起訴=を武器等製造法違反や爆発物取締罰則違反などの疑いで追送検し、発表した。容疑を認め、「安倍晋三元首相の銃撃事件の影響で規制が強化されると思い、急いで材料を買いそろえた」という趣旨の供述をしているという。
保安課によると、逮捕容疑は、昨年4~10月にマンションの自室で口径約20ミリの鉄パイプ銃を製造して適合する弾丸とともに所持し、「HMTD」と呼ばれる爆発物を所持したというもの。鑑定の結果、鉄パイプ銃には殺傷能力があり、爆発物はHMTDの成分と一致した。材料はネットやホームセンターで買い、製造方法はネットで調べたという。「当初の目的は自殺だったが、つくっているうちに自己顕示欲や優越感が満たされた」と供述しているという。
HMTDは2005年のロン…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル